Operation Guide
住家被害認定調査支援システム
ブラウザ操作ガイド
地震による木造・プレハブ住家の第1次調査について、現地入力から損害割合の自動計算、担当者による確定までを支援します。
本システムが表示するのは、入力された調査内容と公式基準に基づく「判定候補」です。AIやシステムが正式な被害認定を行うものではありません。最終結果は、権限を持つ担当者が現地資料と計算根拠を確認して確定してください。
1. このシステムでできること
現在の対応範囲
地震による被害/木造・プレハブ/第1次調査に対応しています。第2次調査、非木造、水害、風害、液状化、写真AI判定は現在の対象外です。
2. 利用者の権限
| 役割 | 主な操作 |
|---|---|
| 管理者/被害認定管理者 | すべての設定、災害管理、全調査の閲覧・編集・確定 |
| 調査責任者 | 全調査の閲覧、判定候補の確認・確定 |
| 調査員 | 調査の新規作成、自分が担当する調査の入力・保存 |
住所や氏名を扱うため、必要な人にだけシステムの利用アカウントと役割を付与してください。
3. ブラウザで使い始める
専用ページを開く
管理者から案内されたシステム内の調査ページを、Chrome、Edge、Safariなどの最新ブラウザで開きます。スマートフォン、タブレット、PCから利用できます。
ログインする
管理者から発行されたユーザー名とパスワードを入力します。共用アカウントは使わず、利用者本人のアカウントでログインしてください。
調査案件一覧を開く
ログイン後、システム内の「調査案件一覧」から対象住家を選択します。次回利用しやすいよう、一覧ページをブラウザのブックマークへ登録できます。
4. 最初に行う設定
災害を登録
管理画面の「被害認定」→「災害管理」を開き、災害名称、発生日、都道府県、市区町村、使用基準を入力します。
調査案件を作成
「被害認定」→「新規調査」を開き、対象の災害、住所、建物名を入力して「調査を開始」を押します。
調査画面を開く
作成後に表示される調査画面、または /damage-assessment/ の案件一覧から対象住家を開きます。
5. 現地調査と自動計算
外観と傾斜
一見して住家全部、または一部の階が全部倒壊している場合はチェックします。傾斜は原則として1階部分の四隅を測定し、垂直長さ h と水平変位 d を同じ単位(mm)で入力します。
複数地点を入力した場合 = 各地点の傾斜の単純平均
屋根
程度Ⅰ~Ⅴごとに、その損傷が占める屋根面積の割合を入力します。異なる損傷程度が混在する場合は、それぞれの割合を分けて入力します。合計は100%以下です。
壁(外壁)
屋根と同様に、程度Ⅰ~Ⅴごとの損傷外壁面積の割合を入力します。無損傷部分を入力する必要はありません。
基礎
建物外周の基礎長と損傷基礎長をメートルで入力します。幅約0.3mm以上のひび割れは、原則として1か所あたり損傷基礎長1mとして扱います。
迅速な半壊判定
屋根、外壁、建具の3条件をすべて満たす場合に入力します。外壁の「程度Ⅲ以上が20%以上」は、外壁入力から自動で確認されます。
自動計算・保存
入力後に「自動計算・保存」を押します。入力範囲の合計や基礎長に問題がある場合は、計算せず修正内容を表示します。
計算例:屋根に異なる損傷程度が混在する場合
屋根面積の75%が程度Ⅰ(10%)、25%が程度Ⅱ(25%)の場合:
屋根の部位別損害割合 = 13.75% × 構成比15% = 2.0625%
6. 判定候補の確認と確定
自動計算後、損害割合、判定候補、部位別の計算根拠、適用された特別ルール、出典ページが表示されます。
| 損害割合 | 表示される判定候補 |
|---|---|
| 50%以上 | 全壊 |
| 40%以上50%未満 | 大規模半壊 |
| 30%以上40%未満 | 中規模半壊 |
| 20%以上30%未満 | 半壊 |
| 10%以上20%未満 | 準半壊 |
| 10%未満 | 準半壊に至らない(一部損壊) |
- 調査責任者または管理者が、写真、測定値、入力内容、計算根拠を確認します。
- 問題がなければ「担当者としてこの候補を確定」を押します。
- 確定後は通常編集できなくなり、確定者と確定日時が記録されます。
7. 困ったとき
ログインできない
- 案内されたページ、ユーザー名、パスワードが正しいか確認します。
- パスワードを複数回間違えた場合は操作を止め、管理者へ連絡します。
- 共用端末にパスワードを保存しないでください。
画面が正しく表示されない
- 通信状況を確認し、ページを再読み込みします。
- ブラウザを最新版へ更新します。
- 同じ調査を複数のタブや端末で同時編集しないでください。
- 解決しない場合は、表示されたメッセージと発生時刻を管理者へ伝えます。
計算できない
- 屋根・外壁の各程度の入力合計が100%を超えていないか確認します。
- 損傷基礎長が外周基礎長を超えていないか確認します。
- 傾斜測定の垂直長さが0になっていないか確認します。
- 対応範囲が「地震・木造/プレハブ・第1次調査」であることを確認します。
調査前チェック
- 対象住家と災害の選択が正しい
- 写真と測定記録を保存した
- 傾斜の測定単位を統一した
- 屋根・外壁の入力範囲合計を確認した
- 計算根拠を担当者が確認した
8. 公式資料
本システムの現行計算範囲は、内閣府「災害に係る住家の被害認定基準運用指針 令和8年6月版」を基準としています。運用前および基準改定時には、必ず最新の公式資料をご確認ください。